ワンダーフェスティバル2008夏
&
高橋 留美子 展
行ってきたレポ
Since 03 August, 2008
東京ビッグサイト〜松屋銀座
何かと暑かった1日!
「冬」に続いての突撃となった「ワンダーフェスティバル2008」です。
今回、図らずも全国的に名を知らしめる事になってしまったわけですが、その顛末やら何やらは
ココでは割愛させていただく事にしましょう。
ただ、コレに関しては一言いいたい事もあるのも事実ですので、それに関しては
「こっち」
にツラツラと書き連ねておきましょ。
さて、今回も時間的に余裕の無い行動と相成ってしまいました。
それはなぜか。
それはタイトルの通り、「ワンフェス」と「高橋留美子展」のダブルヘッダーだからです。
しかも今日中に帰らなければいけません。明日仕事だし。
歳を取ると、充分な睡眠が必須になるのです。暑いし。
で、まずは道中記から。
今回は夜行列車にて東京を目指します。やはり始発の新幹線では若干遅いかな、と前回の反省点を踏まえて。
という事で、「急行 銀河」がすでに無い現状、「ムーンライトながら」で行くことに。ところが、7月
初めの時点で既に予約は満席、他に無いかと聞いたところ、臨時の列車があるとの事で、さくっとゲット
です。
聞けば、この列車は以前特急車両として走っていたものだとか。昔々「鉄ちゃん」だった私です、それを
聞いて少し胸を躍らせます。
で、2日土曜日。
仕事を早々と切り上げ帰宅。しかし、家の前で少々混乱が…
家に帰れないのです、コレが。
折しも「天下の奇祭」と名高い(のかどうか知りませんが)「石取祭り」なるものの真っ最中、駐車場に入る
道路が、山車の通り道となっていて通過の真っ最中。通れません。
ちんどんちんどん喧しく通り過ぎるのを待って、ようやく帰宅です。まったく…
ささっとシャワーを浴びて身支度を整え、準備した荷物を持って出立です。
市街のあちこちでドンチャン騒ぎの人々を横目に駅へ向かい、サクっと名古屋まで。
乗る予定の「ムーンライトながら92号」到着までは、まだ40分ほど時間があります。ホームでしばしひと休み。
んがしかし、既に、というかまだというか、気温は上がったまま。既に汗だくの状態です。ジッとしてるだけで
汗が吹き出るほどです。んん〜、名古屋は暑い。というか、東海は暑い、というより、夏は暑い。
そうこうしている内に列車がきました。なんと、旧国鉄カラーの183系ではないですか。
小学生の頃鉄ちゃんだった私にはあまり縁の無かった車両です。ちょっと感慨深い…
と、思ったのもつかの間、特急車両ってこんなに狭かったのか?と思うくらい窮屈です。
幅も心なしか狭く、足も伸ばせない、リクライニングも少ない、と、少し残念な思いに苛まれます。
ロックンローラーは窮屈な世界が大の苦手なのですよ。あと暑さと寒さもね。
そんなこんなで寝る事もなく(途中うとうとしましたが)なんか品川に着いてしまいました。
う〜ん、これなら多少時間はずれるとも「銀河」のほうが何百倍もましですな。季節列車で復活しないものですかね、JRさん。
平日は客足延びなくても、夏休み中や金土あたりはそれなりに利益がでるくらいの需要はあるのでは?
ということで、今後「ムーンライトながら」は利用しないことに決定。
多少割高でも最終の新幹線で行って、現地のホテル泊まったほうが得策と踏みました。それでも車で行くよりは
安全で安くつくだろうし、ね。たぶん。
てなわけで、大崎からりんかい線で現地到着、3日午前5:50頃の事でした。
さて、それでは入場を待つ列に並ぶ事にしましょう、と歩をすすめると…
すでに会場前には1kmを超える長蛇の列が。この半分以上が「徹夜組」なのでしょうか、シートやら折りたたみ椅子やら
でくつろいでいます。
ピっとならんだのはだいたい会場から道のりにして1.5kmよりやや近いといったところ。
↑この列、6時の時点で1km以上続いているんですよ、コレが。
まあ、これでも前回よりは遙かに前のほうです。
で、列に並んだと同時に腰を下ろして早速待機モードに。
初めの40分ほどは、斜め前のビルで朝日が隠れていたので良かったのですが、これが出た瞬間からが大変でした。
直射日光ガンガンです。風もそんなにありません。汗はダラダラ。水分も取りすぎるとトイレに行かなくてはならなく
なるのでコントロールしつつの補給です。
う〜ん、こういう時ソロでは辛いですなぁ、なにかと。
寝不足気味もあって「マイケルシェンカー」を聴きながらうとうとと…
気がつくと9時40分、入場整理(準備)が始まり列が少しですが動き始めました。
と、10時、開場の時間です。列が本格的に動き出します。
しばらく行って会場から400mほどに近づいたところで、後ろの道路を救急車が走っていきました。
何だろ?近くで事故でもあったかな?などと思いつつ流れる列に連なって動きます。
今思えば、あれが、あれだったのです…
さて、開場から遅れる事15分ほど、ようやくの入場です。
スタッフの誘導のもと、館内では企業ブース行きと個人ディーラーブース行きに列が分岐しています。
今回私の目的は「個人ディーラー」のみです。
まあ、限定品は「手に入れられればラッキー」くらいに思っていましたので、事前に組んだルートを迷うことなく進みます。
すでにこの時、エスカレーターは止まっていて動いていませんでした。エスカレーターをえっちらと昇ります。
なんなんだ、コレは?
まあ、この時はさほど気にしていませんでしたけど。
で、4階のディーラーさんを巡ります。前回ほどでは無いにしろ、すでに人はいっぱいでした。
今回は場内の写真を撮る事はハナから考えていませんでした。ので、今回はテキストのみでお送りします事を
ご了承下さい。
とりあえず、ゲットしたものの写真のみ貼ることにします。
まず初めに行ったのが「S−MIST」さんのブース。
入り口から程近い、というかまん前なので迷うことなく行けました。
お目当ては今ではあまりタマ数も少ない
「ベルダンディー」です。
以前どこかで「うさPハウス」さんのベルダンディーを見て以来、「造りてぇ〜!」と思ってましたが、
既にそのキットはありません。で、今回たまたまガイドをチェックしていた時に見つけたのがコレでし
た。
まあ、目を瞑っているのが少しばかり残念ですが(S−MISTさんのほかのキット、眼が綺麗なの
ですよ)、これもまた趣があってよいだろうと納得します。
さて、お次はその「うさPハウス」さんのブースです。
こちらのお目当ても、実は「ベルダンディー」だったりします。
わたしゃ別にベルダンディーに別格の思い入れがあるわけでは無いのですが(原作まともに読んでないし)、
うさPハウスさんのベルダンディーはなんと、
「バニー」
なのですよ。原型の素晴らしさもあって購入する事に。
で、コレがソレです。
他にもよさげなキットを売っていたのですが、今回はこれのみです。予算の関係もありますしね。
次に向かったのは「ムーンライター」さんのブースです。
ルート的には後戻りするような感じですが、これも致し方なし。
特にお目当てのアイテムは無かったのですが、ディスプレイをみて決めようと思ってました。
が、めぼしいものは既に売り切れでした。早ッ!
ということで次です。今度は「山猫亭」さんのブースへ。
と、なんか長蛇の列です。並んでます。
という事でパス。
物色して決め手があったら買おうと思っていましたので、やむなしです。
同様に次の「T's system」さんのブースもパスです。う〜む…
さて、お次は「AGGRESSIVE」さんです。
実は今回の私的目玉のひとつはここだったりします。
「Piaキャロットへなんちゃら」とかいうゲームの「ともみ」というキャラをメインに出しているディーラー
さんなのですが、ここの主(原型師)は業界ではわりと有名な「みすまる☆ましい」氏です。
で、今回欲しかったのが「愛沢ともみ(ぱろぱろタイプ)」というキット。
さっそくブースを覗きますと…
見事にSOLD OUTです。くうう〜。
という事で、第2候補だった今回の新作「愛沢ともみ(ネコ耳スク水タイプ)を購入です。
ちょっとばかり欲張りな(何が? …何かがだ!)キットですが、可愛らしいので可です。
さてお次は
すぐ隣の「水着天国」さんのブース。
何気にむっちりと色っぽいキットを多く世に出しているディーラーさんで、前回惜しくも買いそびれた
というかチェックしそびれたところです。なもんで少しワクワクです。
しかし、けっこう並んでます。
水着天国さん、今回キットは極僅か。どちらかというと完成品がメインだった事もあってどうしようかと思案して
いたところですので、やはりパスします。
で、お次はここも私的目玉の一つです。「ソニックブーム」さんのブース。
一騎当千の関羽スク水バージョンが狙いでしたが、これもあえなくSOLD OUTです。
なんか、私的目玉はことごとく売り切れてますな…
気をとりなおして最後、本日の1番の悩みどころ、「造型りざあ堂」さんのブースです。
何が悩むかって、新作でもある「ミリタリーあゆ」を買おうか、前回の「1/5あゆ」繋がりで
「1/5遙」を買おうか「1/5水月」、「1/5茜」にしようか、ここに至るまでずーっと迷ってました。
物色して数秒(早っ!)、決めたのは「1/5遙」でした。
決め手は…何だったのか思い出せません。たぶんインスピレーションです。
今思えば、まとめてとは行かなくても複数買えば良かったと後悔。
なんで単品で済ましたんだろ…?
さて、「くださいな」と言ったところ、販売は11時からでした!
現在まだ10時40分頃、フライングです。
ディーラーさんを困らせてしまった挙句に購入しました。
りざあ堂さん、すみませんでした…
駆け足で巡った計画ルートもコンプリートしました。
なお、前述の通り今回企業ブースはパスです。
事前情報ではめぼしいものもなく、ボークスさんの初音ミクキット再販もなさそうですし、なにより
企業ブースは大変な混雑ですので。
という事で、もう1つの目的を遂行する事に。
残り時間は1時間です(何の?)
実は、今回のもう1つの目的、それは
「鋼鉄の白兎騎士団」
というラノベの主人公「ガブリエラ」のフィギュアが出展されるとの
情報を入手したのです。
というか、文庫のあとがきに書いてあったんですけどね。
てなわけで、それを探す旅に出かけます。
ぐるーっと観て回ります。4Fでは発見できず、下へ。
いまだにエスカレーターが止まっています。エスカレーター階段を下りて1Fへ。
企業ブースを華麗にパスして別のブロックへと向かいます。
つぶさ、というには少し大雑把に見て回りましたが見つかりません。なにしろ情報があまりにも
なさすぎです。
結局、見つけられず、かわりに思わぬ掘り出し物を買ってしまいました。
「猫の小判」さんの「猫娘」。
じつは「猫の小判」さんの所、今回「かがみん」は無しとの事でしたのでなくなくルートから
外していたのですが、せっかくですのでHPでも可愛らしく出ていたコレをゲトです。
いやしかし、昔の猫娘とはえらい違いますなあ。
当初からこのタッチだったら、そりゃあもう人気も出た事でしょうに、ねえ。
う〜ん、時代、ですか…
などと感慨する暇も無く、ムサシヤさんのブースを覗いて出ようと向かっていた所、
何気に発見してしまいました。
“ボークス”ミクとはまた違った印象、でも他のミクとは一線を画している感のある
「アルファマックス」さんの初音ミク
です。
「アルファマックス」さん、今回が初のワンフェス出展だそうで、ノーチェックなのかコレだけの
造型なのにまだ在庫がありました。
たぶん、名が広まれば即完売レベルのものばかり。
一騎当千のフィギュアもありましたが、デキは素晴らしいの一言です。ここは今後要チェックです。
さて、最後に「ムサシヤ」さんのブースを覗いて会場を後にすることに。
ちなみに、ムサシヤさんで冬に予約購入した「1/5風見みずほ」はまだ届いてませんです。
版権元からダメだしを喰らったようで、現在創り直しの真っ最中とか。
そのお手紙を頂きましたが、その中のモデルイラストを見て…
「はやく届けておくれ!」と叫びたくなりました。業生 潮原型師のみずほです。素晴らしいに違いありません。
てなわけで、ワンダーフェスティバル2008夏はこれにて撤収です。
会場を出た時間は何と「11:20」でした。
4時間も並んで(行きにかかった時間も含めれば実に10時間程)正味約1時間というのも、時間的に何となく勿体無い
感じもしなくもないですが、充実度はとても大きいのでこれでよしとしましょう。
で、ゆりかもめに乗って新橋で降り、目指すは「松屋銀座」。
そう、「高橋留美子展」です。
長きに渡る我が「ヲタク道」も、元をたどれば「うる星やつら」がその発端といえます。その
産みの親でもある高橋先生のイベントです。行かないわけにもいきますまい。
実のところ、るーみっく関連のイベント、過去に一切行った事がありませんでした。
確か何度かあったはずですが、どれもこれも時間的な都合、距離的な問題などがあって行けずじまい
でした。
ですので、今回はむしろこちらのほうが期待感が高かったのです。
さて、新橋から徒歩で会場へ向かう事に。
銀座周辺なんて、小学生の時以来です。あ、東京駅の真正面(八重洲口)は3年前に会社関係の
講習会で行きましたけどね。
とてとてと歩道を歩きます。いや、それにしても暑い暑い。
私的体感温度はすでに50度を越えてます。太陽光線のピーク時間、照り返し、南からの熱風が容赦なく
襲ってきます。
ふと、どっかの店の電光掲示板を見ると…
「東京ビッグサイトのイベントで エスカレーター急停止 けが人多数」
な、なぬ?
私、ほんのいましがたついさっきまでそこにいたんですけど?
全部のエスカレーターが動いてなかった理由、朝方の救急車、すべて謎が解けました。
でも、会場ではそれによる騒動らしきものは感じませんでしたが、これも後に私が入ったときは
すでに事が起こった後だった為のようです。
ひーひー言いながらようやく到着です。日曜の昼時とあって人も多いようです。
ゲートを入ってエスカレーターで会場へ…
と、エスカレーターは7Fまでですか。会場はこの上、という事でエレベーターに乗り換えて8Fへと。
8Fに到着し、大催場へ行くと…
ワンフェスをも凌ぐ、ぎゅうぎゅう詰めの人、人、ヒト!
チケット買って入りますが、身動き取れません!
原画、じっくり観れません!
書き下ろしイラスト、一瞥ですかぁ!
てな具合でした。
まあ、それだけ人気のある漫画家さんですし、作品自体も老若男女問わずに人気あるし。
仕方が無いというよりも、なんか一ファンとして誇らしげな気分にもなったりならなかったり。
なんだかんだ言って響子さんの部屋も見れたし、「うる星」の表紙カラー原画も間近でみれたので満足です。
で、売店にて物色し
これを購入して会場を後にしました。
時間的にとても短いものでしたが、とりあえずは来た甲斐があったというものです。
同じ内容でも自分の部屋で単行本を読むのとは、また違った趣があってとても良いです。
やはり本物に触れる機会は必要ですし大切ですよね。
絵画然り、フィギュア然り、音楽然り。
ん? フィギュアの本物って?…
…まあ、いいや。
さて、引き続き汗だくでフラフラになったまま東京駅まで歩き、ようやく帰途に着くことに。
新幹線の座席に腰を下ろしたときには、達成感からか疲労感からか一気に力が抜けて、品川に着く
前に既に眠っていたようです。
15:50
とりあえず無事桑名に到着です。
いまなお街のあちこちで「ちんどんちんどん」やってます。
このヒトたち、昨夜から延々やってるんですなぁ、この暑いのに。
喧騒と西日と熱気と温風と疲労感と倦怠感と充実感が渦巻くなか、ようやく家に辿り着きました。
荷物を手放し、服を脱ぎ捨て、フルチンになって風呂場へ駆け込み、冷水シャワーをかっ喰らいます。
程よくクールダウンしたような気になって、少しさっぱりしてテレビをつけると、ワンフェス会場の
ニュースをやってます。首都高の車両火災もやってます。
あんな事があったんだぁと、なんだか複雑な気分になりました。
とはいえ、今回のワンフェス、及び高橋留美子展、暑さを除けば、非常に有意義なものでした。
そのまま「コードギアス」を見ているうちに、この日は眠りについてしまったようです。
みなさん、お疲れ様でした…
ワンダーフェスティバル2008夏・高橋留美子展 レポ 終
アトリエEGRES TOPへ