アトリエ“EGRESS”本舗

物欲の果てに 二回目
アトリエ造りは楽し…


モデラー復帰への道


一念発起、アトリエ構築

さて、ガレージキットを造るにあたって、先立ってやらなければいけない事があります。
それは
「作業スペースの確保」
です。
基本的にガレージキットは、昨今のガンプラみたいに「切ってくっ付けて」で終わるような気軽に 作れるものではないので、それなりのスペースとマテリアルが必要不可欠になってきます。
正直なところ、実際にガレキ造りに取り掛かろうと思いつくまで、そんな事全くこれっぽっちも考えて 無かったんですが、しかしいざ作ろうとしたときに、それが無い事には先に進めないと気付きました。
という事で、兎にも角にも、まずはワークスペースを確保する事から始めました。

ところが、これがまた大仕事です。広いようでかなり狭い4畳半の部屋。それまで雑多な物の「物置」 プラス、ギター練習場として使っていた場所ですが、使えるのはもはやこの部屋だけ。
3DKの家で、比較的広いリビングと寝室にはどうやってもワークスペースは作れません。
で、その物置と化した部屋の雑多なものをまずは整理。
もともと「捨てられない人」な私、普段全く使わないもの、必要ないものでも、いざ捨てようと思うと なかなか捨てられません。
貧乏性なのか女々しいのか、物持ちが良いのか環境に優しいのか、とにかく整理するのも大変です。
とりあえず、いまだに置いてある子供のオモチャ類と衣類、別れた女房の衣類、バンド時代に使っていた16トラックミキサー、 何も入っていないダンボール箱、食卓用の椅子、車用の工具、エ○本、エ○ビデオ、などなどを、思い悩んだ 挙句に捨てる事に。
一気に運び出したもんだから、ご近所さんに「引越しですか?」と尋ねられてしまいました。
リビングの使っていない食卓を移動して、作業台に据えてとりあえず形はできた、と。
で、狭い部屋をどうにかこうにかして、ワークスペースを確保できました。



モデラーへの道はツールコレクターへの道

スペースを確保するのと同時に、機材も準備しなくてはなりません。
そう、いまやモデル作製には欠かせないものがあります。それは
「エアーブラシ」
です。
昔むか〜し持っていた「ミスターカラー(グンゼ産業)」から出ていたものは、缶スプレータイプのチープなもの で、どうにも使えなくてお蔵入りした経験があります。
が、今回は筆塗りよりもブラッシングがメインになりますから、準備しない訳にも行きません。
で、昔の教訓を活かし、本格的な機材を買うことになったのですが、ぶっちゃけどれがいいのかもわかりません。 まあ、機能的にどれも大差ないと思いつつ、「君望」関連や「ファイブスター物語」関連のモデルに深い関わり のある「ボークス」さんの「造型村」というブランドの機材を買うことに。
合わせて塗装ブースも購入、これでいちばん大きなマテリアルは補完でけた、と。
あとは細々した物を揃えます。

まずは筆。数年間眠っていた筆はあるにせよ、対象が1/48戦闘機メインだったからでかいでかい。面相筆なんかは もうボロボロだしどうにも使えない。という事で数本購入。
で、モデルショップで見たところびっくりです。
それなりのモノを買おうとしたら、昔の10倍近い値段なんですね、今は。
面相筆が一本2,000円前後だなんて、高すぎる気もします。とはいえ、無い事には始まりません のでなくなく購入したのです。
まあ、メインで使うところは「顔(特に眼)」と「衣装」ですのでさほど多くは要らないと判断したので、 数本で済みましたが。

と来れば、塗料も、です。
後生大事に取ってあった在庫は同じく数年間眠っていた物です。蓋を開けてみれば…
当然の事ながら小瓶の中には固形物が入ってました。
もう塗料じゃなくて顔料です。
であれば、これらもきちんと揃えなければ…
アクリル、エナメルとTPOに合わせて使い分けるので、これも結構な量と額に…
昔と違って、今はホントに色の種類も豊富です。ミスターカラーでも、ちゃんとフィギュア の塗装(しかもエアブラシ用)を前提にしたカラーまであるんですねぇ。おまけにパールコート だって?う〜ん、時代は変ったね。
タミヤのエナメルは相変わらずです。まあ、こちらは「使い方によって」は、そんなに種類は いらないのですけどね。
そしてもちろん、サフやクリアコート、薄め液も揃えます。
あとは、下地処理用のペーパー、デザインナイフ、パテ類その他諸々、一通り揃いました。
なんか、色々と思案しながら買ったものだから徐々に拘りなんてのも出始めたりしています。
やっぱりみんなこうして「ツールコレクター」になっていくんでしょうなぁ。



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