だいじょうＶ？



さて、前回の続きです。


結局、フライングＶは発見できず。


仕方なく、どこのメーカーとも判らない、パチもんのストラトもどきを購入。



しかし、妥協しまくって買ったもんだから、なんとなく違和感がありまして。




そうですね、例えるなら・・・


「カウンタック欲しかったんだけど、在庫が無いんで
しょうがないから、ダイハツ“ミゼット”買っちゃった！」


みたいな感じ。　　　　え？違う？




ところで、ここだけの話しなんですが


フェンダー系ギターってのはどうも合わないんですよ。私。


特に嫌いって訳じゃないんですけれど、ギブソン系に慣れていたせいか、どうもそちらが しっくりくる、みたいなね。


別段ギブソンじゃなけりゃいけないってわけでもないんですけど。


ただね・・・


何が不満かっていうと、ズバリ「音」なんすよ、「音」。




ストラトって、シングルコイルじゃないですか、ピックアップが。


私の中じゃ、「シングルコイル＝繊細で高音域でＧＯＯＤ！」みたいな。


んで、ハムバッカーは「中音域が図太くてオールラウンド！」みたいな。


いや、実際そう変わらないという人もいるんですが。




でもやっぱり、ライブとかで（他のバンドの音を）聞き比べると、全然違うし。


何より、フィードバックで遊べないしね、シングルコイル。


まあ、んでも今更アンプに繋いで音出すわけじゃなし、


「ぺんぺん」って引くだけで善しと、ハナッから考えてたんで結局、妥協してそれにしました。




真っ白けのストラト（モドキ）


いやあ、久しぶりのギターだ。早速、弦を張ってチューニング。


んん、トレモロユニットのわりにはビタっと合うな。なかなかいいじゃん。


さて、んでは久しぶりに「愛しのレイラ」でも弾いてみようか。


ストラトといえば、やっぱ柳ジョージだよね。あれ、なんかおかしい？


まあいいや、さて、指は覚えてるかな。


でれれれれられん〜じゃら〜じゃら〜じゃんじゃん。


お。覚えとるがな。イントロだけ。


じゃあ、今度は「パイプライン」だ。


エレキといえば、やっぱ加山雄三だよね。ちがう？


「てってけてけてけでん・・・ずっちゃっずちゃずっちゃっずか」


おお、覚えとるやん。




・・・・まあ、なんだね、体で覚えてるモンってのは忘れないもんだねっ。


じゃあ、いちばんのお気に入り、マイケル・シェンカーを、と。


マイケルシェンカーを抜きにして、私のギターは語れないし。


ギターソロを弾いてみようっと。


て〜れれれ・・ぺきょ。ぺぺんて〜れれ・・ぺきょ。


お？、なんか変だな。もう一度。


ぺきょ、ぺきょ・・・


う、実は俺って、ごっつ下手だったんかな・・・


考えること数分。


ん


まてよ・・・


なんか弾きづらいと思ったら、


ポジションが微妙に弾きづらい。


はッ！！


ストラトは股にはさめないジャン！


・・・・・・


ず〜っとシェンカースタイルで弾いていたせいか


あのポジショニングでないと巧く弾けなくなっていたようだ！


んなばかな！


それじゃあと思い、ソファに座って、と


ストラトを股の間において、と


・・・・・弾いてみる。


おおお、弾きやすい、綺麗に弾けるぞ！


も一度、立って普通に弾いてみる。


ぺきょぺきょ・・・


・・・・・・・・






いやあ、なんだね、体で覚えてるモンってなあ、抜けないもんだね。


・・・良くも悪くも。


クセってやつですか？


でも、なんで他の人の曲は普通に弾けるんだろ？


はッ！！


もしかして・・・


シェンカーの曲は指じゃなくて、


股で覚えていた？


・・・・・


Ｏｈ！　Ｎｏｎｓｅｎｓｅ！








でもまあ、買っちゃったものは仕方がないよね。


ストラトでもマイケルシェンカーの曲が弾けるように練習しよう。


ベースはフェンダージャズベだったから、なれるのも早いと思うし。

・・・根拠なし・・・



しばらくたって、ギター購入までの経緯を振り返っってみた。


そういや、探すのに２週間費やした挙句にストラトもどき。


ひょっとして、店にＶを取り寄せてもらっても結果的に同じ？


むしろ、早かったかもしれない・・・


はッ


も、もしや・・・






・・・・・・俺って、ドあほ？




さらに続く・・・