マイケルシェンカー作品集

SCOPIONS

LONESOME CROW
1972
@I'm Going Mind
AIt All Depends
BLeave Me
CIn Search Of The Peace Of Mind
DInheritance
EAction
FLonesome Crow
記念すべきスコーピオンズの、そしてマイケルのプロデビュー作品。僅か7日間という突貫作業でレコーディングされたアルバム。
アルバム自体はこれといって特筆すべき点は無く、当時のヨーロッパ、というか西ドイツで流行していたハードロックに良くあるものといった感じで、 暗い陰鬱とした雰囲気が全体的に漂っています。
とはいえ、マイケルこの時15歳、驚くべき才能です。プレイの個性そのものは荒削りで特に前面に出てはいませんが、メロディのニュアンスはマイケルらしさ が見え隠れしています。
しかもこの時はフライングVではなくレスポール。う〜ん、その姿を見てみたいものです。


UFO

PHENOMENON
1974
@Oh My
ACrystal Light
BDoctor Doctor
CSpace Child
DRock Bottom
EToo Young To No
FTime On My Hands
GBuilt To Comfort
HLipstic Traces
IQueen Of The Deep
UFOにとっては通算4作品目、マイケル加入後初のアルバム。
あらゆる意味で全ての始まりとなった、記念すべきアルバムです。
フィル・モグの執拗なまでの誘いによって加入したマイケルは、このアルバムで自由奔放にギターを弾きまくっております。
アルバムの殆どの曲がマイケルによるもので、コンポーザーとしても優れた才能をもっていることを実証しました。特にクラシカルな「DOCTOR DOCTOR」やハードロックリフの基本のような「ROCK BOTTOM」といった曲は 後のブリティッシュ・ハードロックシーンに多大な影響を及ぼす事になります。
このアルバムによって、UFOはアメリカン・マーケット進出への弾みがついた、というか自信がもてたのでしょうか、次第に方向性もアメリカ ナイズされて行く事となります。
個人的にはBとDがフェイバリットソングですか。あとはHなんかもカントリーっぽくて好きです。
ほんと、メロディーの鬼ですね、マイケル。

FORCE IT
1975
@Let It Roll
AShoot Shoot
BHigh Flyer
CLove Lost Love
DOut In The Street
EMother Mary
FToo Much Of Nothing
GDance Your Life Away
HThis Kids
IBetween The Walls
マイケル加入後の2作目のアルバム。UFOとしての音楽性が確立されたアルバムといって良い完成度となっている。
マイケルのギターが前作以上に前面に押し出されており、数あるマイケル参加作品中1番マイケル色が強いといっても良いのではないでしょうか。
ギターのリフとメロディ、ドライヴ感が素晴らしい「LET IT ROLL」はマイケル本人も気に入っているようで、ライブなどではよく演奏されるナンバー。
「HIGHT FLYER」の泣き叫ぶようなソロは非常に叙情的で、マイケル節の真骨頂といえるでしょう。トリを飾る「THIS KIDS」は文句無くかっちょいいロックンロールナンバーです。
ジャケットも訳わかんなくて好きです。

NO HEAVY PETTING
1976
@Natural Thing
AI'm a Loser
BCan You Roll Her
CBelladonna
DReasons Love
EHighway Lady
FOn With The Action
GA Fool In Love
HMartian Landscape
キーボードにダニー・ペイロネルを加えたメンバーでのアルバム。全体的に中途半端なアメリカン・ロックという印象を受けますが、それは往々にしてダニーのセンスによるものかな、と。
マイケル作のナンバーは前2作と変わらず気持ちよい曲で、「NATURAL THING」は彼にとってもUFOにとっても重要な代表曲。「BELLADONNA」にみられる様な哀愁が漂うメロディがとても印象的。
「ON WITH THE ACTION」では泣きまくるギターが堪能できますが、こういった曲を聴くと、マイケルのソロってつくづく日本人好みなメロディだと再認識できますね。
ジャケットはさらに訳わかんない事になってます。裏ジャケも暗示的ですね。マイケルだけホース持ってないし・・・。

LIGHTS OUT
1977
@Too Hot To Handle
AJust Another Suicide
BTry Me
CLights Out
DGettin' Ready
EAlone Again Or
FElectric Phase
GLove To Love
HOn With The Action(LIVE)
ダニーに変わり、キーボードとギターの両刀使いなポール・レイモンドを迎えてのアルバム。
この作品でようやくアメリカンマーケットへと本格参入することができた金字塔的作品。
UFOとしてもこのアルバムは1つの転機となった作品で、全米での成功の足がかりとなった。
タイトル・ナンバーの「LIGHTS OUT」は今もなおギターキッズのアンセム(賛歌)として聴かれている。ライブでのインプロヴァイズされたソロも、このオリジナルのソロもどちらもそれぞれメロディアスかつスピーディーでとても聴き心地がよいが、 なによりたった2音だけのヘビーなリフが印象的。まさにコロンブスの卵的リフといえよう。
「TRY ME」も良いです。「LOVE TO LOVE」は素晴らしいの一言で、ハードロックのバラードこそが全てのジャンルに通ずるという素晴らしさを示す名曲といえるでしょうか。泣けます。

OBSESSIONS
1978
@Only You Can Rock Me
APack It Up
BArbory Hill
CAin't No Baby
DLookin' Out For No.1
EHot'N' Ready
FCherry
GYou Don't Fool Me
HLookin' Out For No.1(reprise)
IOne More For The Rodeo
JBorn To Lose
「LIGHTS OUT」のセールスが好調だったことから、全米ツアーに先駆けて製作されたアルバム。
前にも増してマイケルのギターがエッヂを効かしていていてヘヴィーな印象を受けますが、全体を通して完成度が高く、アルバムとしてのコンセプトもしっかりしている所がミソ。
アメリカンマーケットを意識しすぎている音つくりではあるが、頑なにUFOらしさも崩していないところはさすがです。
アメリカでもスマッシュ・ヒットを記録した「ONLY YOU CAN ROCK ME」は構成の妙が素晴らしいナンバー。軽快なポップ調の曲ですがマイケルのソロは変わらずメロディアスです。
プロデューサーのロン・ネヴィソンの手腕が遺憾なく発揮された作品です。
「ARBORY HILL」のリコーダーは実はマイケルによるもの。縦笛ですよ、タ・テ・ブ・エ。
ジャケットもさらに訳わかんなくなって、しかも暗示的というよりも当時のUFOの内情そのものとも受け取れる所がすごいです。
ヒップ・ノシス恐るべし。

STRANGERS IN THE NIGHT
1979
@Hot'N' Ready
ACherry
BLet It Roll
CLove To Love
DNatural Thing
EOut In The Street
FOnly You Can Rock Me
GMother Mary
HThis Kid's
IDoctor Doctor
JI'm A Loser
KLights Out
LRock Bottom
MToo Hot To Handle
NShoot Shoot
大成功のうちに終わった全米ツアーの模様を収録したライブアルバム。
しかし、この作品発売時にはすでにマイケルはUFOを正式に脱退した後だったため、あのギターはポール・チャップマンの差し替えだとかの噂が絶えなかった。
後にマイケル本人から自分だと打ち明けられて、噂はなくなりましたが。
ここまでのUFOの代表曲全てが詰まった珠玉のアルバムで、これ一枚あれば他はいらないとまで言えてしまう作品。
マイケルのギターもまさに神がかり的で、BやD、Fでのソロはもちろん、K、Lではもう鳥肌もののソロを披露しています。
特筆すべきは、このライブアルバムが今もなお売れつづけている、という事でしょうか。
ちなみに私はこのアルバム、2枚持っています。
1つはデジタル・リマスター盤で、曲順と曲数が変わっています(ここで紹介しているものは全てリマスター版)。
驚異的なロングセラーですが、それはとりもなおさず「グッド・アルバム」の証といえるでしょう。さすがにビートルズやレッドツェッペリン などには届きませんけど。


SCOPIONS

LOVE DRIVE
1980
@Loving You Sunday Morning
AAnother Piece Of Meat
BAlway Somewhere
CCoast To Coast
DCan't Get Enough
EIs There Anybody There?
FLove Drive
GHoliday
心身ともに疲弊した末にUFOを脱退したマイケルが一時的に復帰して制作されたアルバム。
スポット参加でのレコーディングで、「ANOTHER PIECE OF MEAT」、「COAST TO COAST」、「LOVE DRIVE」の3曲でマイケルがプレイしています。実際にはもっとプレイしているらしいですが。
マティアス・ヤプスとは確実に違ったプレイを聴かせてくれますが、フィーリングはUFO時代そのままといった所でしょうか。
インプロビゼーショナル(即興的)なギターワークはやはりマイケル節、いい感じです。
ただ、個人的にスコーピオンズとしては前任者ウルリッヒ・ロート在籍時の「ヴァージン・キラー」のほうが好きだったりします。 ウリとマイケル、意外と手癖に共通点があるような気がするのは私だけでしょうかね。


SOLO

THE MICHAEL SCHENKER GROUP
1980
@Armed And Ready
ACry For The Nations
BVictim Of Illusion
CBijou Pleasurette
DFeela Like A Good Thing
EInto The Arena
FLooking Out From Nowhere
GTales Of Mistery
HLost Horizons
UFOを脱退し、スコーピオンズでも失踪をやらかした末にたどり着いたソロ・プロジェクト、その第一弾がこの作品。
ここにくるまでに多くのミュージシャンとの接触があったが、その中でもあのビリー・シーンとの絡みもあったそうで、そちらはまさに夢の競演といえるでしょう。
この作品では別のスタジオ・ミュージシャンを起用していて、プロデューサーはあのロジャー・グローバー。
ボーカルのゲイリー・バーテンもいい味出しています。
曲としてはUFO時代からの流れを汲んでいると言えなくも無いが、どちらかというと印象は全く変わっている感じ。
というよりも、マイケルらしさそのものといえる曲ばかりで、特に@、C、Hは秀逸。AとEはこれぞマイケルの真骨頂ともいえる曲で、後のマイケルのスタイルを確立している曲。
ただ、ジャケットはなんか、ねえ。


MSG(M・S・G含)

MSG
1981
@Are You Ready To Rock
AAttack Of Mad Axeman
BOn And On
CLet Sleeping Dogs Lie
DBut I Want More
ENever Trust A Stranger
FLooking For Love
GSecondary Motion
前作を引っさげてツアーを行った際のメンバーで作成されたセカンドアルバム。というよりも、MSGがグループとして成り立った初のアルバムになるのでしょうか。いや、今後の事を踏まえるとそうでもないか。
マイケルのギターもさることながら、バンドとしての方向性がはっきりしている為か、全体的に非常に良いアルバムとなっている。
全曲がそれぞれ名曲といえ、これ一枚だけでもMSGがある程度わかるほどのアルバム。逸品です。
個人的にFが1番好き。日本人好みのソロはいつ聴いても涙ものです。

ONE NIGHT AT BUDOKAN
1981
-DISC 1-
@Armed And Ready
ACry For The Nations
BAttack Of Mad Axeman
CI want More
DVictim Of Illusion
EInto The Arena
-DISC 2-
@On And On
ANever Trust A Stranger
BLet Sleeping Dogs Lie
CTales Of Mystery
DCozyPowell Solo
ECourvoisier Concerto
FLost Horizons
GDoctor Doctor
HAre You Ready To Rock
マイケル初来日時のライブを収録した作品で、そのテンションの高さはまさに「UFOライブ」そのもの。
ドラムスのコージー・パウエルが体調不調だったそうですが、そんな雰囲気は微塵も感じられません。マイケルのギターも元気 いっぱいに弾きまくっています。
 セカンドアルバム発売前ということもあって曲は限られていますが、それでも素のアルバムが出色のできなだけに全曲通して 非常にドラマティックな感じで良いです。オープニングなんかはもう鳥肌ものですね。

ASSAULT ATTACK
1982
@Assault Attack
ARock You To The Ground
BDancer
CSamurai
DDesert Song
EBroken Promises
FSearching For A Reasons
GUlcer
HGirl Fom Uptown
まさに、幻に終わった「最強メンバー」でのアルバム。この作品がこのまま世に出てくれた事を感謝せずにはいられない作品です。
異常なまでにテンションの高いマイケルのギターと、何処までも伸びる超人的なグラハム・ボネットのボーカル、それらを際立たせるリズムセクション、そのコラボレーションは過去、そして未来においても 超えるものは出てこないと断言できるくらいです。
UFO、前作までのMSG、そのどれとも違う音楽性は衝撃を受けますが、それでもマイケルのスタイルが保持されているのはさすがといえるでしょう。
アルバム全体を通して、マイケルとグラハムのコンビネーションがこれほどまでにドラマティックだと実感でき、これが幻で終わってしまった事が非常に悔しいと思ってしまいます。
オリジナルよりもデジタル・リマスターされた物のほうがお勧めです。

BUILT TO DESTROY
1983
@Rock My Nights Away
AI'm Gonna Make You Mine
BThe Dogs Of War
CSystems Failing
DCaptain Nemo
EStill Love That Little Devil
FRed Sky
GTime Waits
HRock Will Never Die
IRock My Nights Away(original mix)
JThe Dogs Of War(original mix)
KCaptain Nemo(original mix)
LStill Love That Little Devil(original mix)
MRed Sky(original mix)
ごたごたの後に発売されたアルバムで、出戻りゲイリーがボーカルをしています。
アルバムとしては前作の延長線にあると言えますが、いかんせん元がグラハムを意識した曲の為かゲイリーでは力不足の感が否めない所が残念です。
それは製作サイドも充分承知らしく、リミックス後にEではデレク・セント・ホルムスが歌っちゃってます。さらにライブでは他の曲も・・・
とはいえ、曲はどれも素晴らしく、Dはロック史上に残る名インスト曲だし、F、Hは鳥肌ものの曲です。
この作品実は2種類が市場に出回っていまして、オリジナルバージョンとリミックスバージョンの2つ。オリジナルは恐らく二度と手に入らないでしょう。
故に、オリジナルバージョンがオマケに付いてくる「デジタル・リマスター盤」がお勧めです。
ちなみに、ジャケットでベンツをしばいて叩き壊しているフライングV、撮影のために何の躊躇もなく叩き壊したとか。後日見事にリペアされて、一時期はメインで使用していたあの“ブロック・インレイ”のすんごいレア(ある意味メダリオンよりも貴重)なVです。
彼曰く、「壊れて直す度に音が良くなるんだよ。」・・・壊すなよ・・・。

ROCK WILL NEVER DIE
1984
@Captain Nemo
ARock My Nights Away
BAre You Ready To Rock
CCry For The Nations
DRock You To The Ground
EAttack Of Mad Axeman
FInto The Arena
GCourvoisier Concert
HRock Will Never Die
IDesert Song
JI'm Gonna Make You Mine
KRed Sky
LLooking For Love
MAremed And Ready
NDoctor Doctor
1993年、ロンドンはハマースミス・オデオンで行われたライブを収録した作品。
オリジナル盤は後半の数曲をカットしたバージョンで、こちらは現在入手できるリマスター盤。
名曲「LOOKING FOR LOVE」が聴けるこちらが断然おすすめ。ってか、オリジナル盤はもう入手不可ですけど。
スタジオテイクよりもタクトが早いのでスピード感はあるような気がします。ただ、やはりライブテイクな分ラフな印象を受ける曲もあります。
ちなみに、これと同じ内容のビデオもありますが、そちらはまず入手は不可能ですか。ビデオを所有している人はこのCD買わなくてもいいかな、というよりビデオのほうがよっぽどいいです。

PERFECT TIMING
1987
@Gimme Your Love
AHere Today Gone Tomorrow
BDon't Stop Me Now
CNo Time For Losere
DFollow The Night
EGet Out
FLove Is Not A Game
GTime
HI Don't Wanna Lose
IRock 'Till You're Crazy
数年の沈黙を破り、ついにリリースされた「マコーリー・シェンカー・グループ」名義の第一弾。
全体的にギターサウンドよりもトータルでのバランスが重視されているアルバムで、マイケルのギターサウンドもどこか遠慮している感じです。
とはいえ、要所要所でのマイケルのブレイクはやはり心地よいものがありまする。個人的に「TIME」が一押し。

なお、ジャケットで彼が手にしているV、例の「BUILT TO DESTROY」で叩き壊したVです。

SAVE YOURSELF
1989
@Save Yourself
ABad Boys
BAnytime
CGet Down To Bizness
DShadow Of The Night
EWhat We Need
FI Am Your Radio
GThere Has To Be Another Way
HThis Is My Heart
IDestiny
JTake Me Back
アルバム・ジャケットが全てをぶち壊しているといってよいアルバムで、やはりジャケットは大切だと痛感する作品。
ミッチ・ペリーが抜けてスティーブ・マンが復帰しての作品ですが、個人的にミッチとマイケルとの絡みも聴いてみたかった。
タイトル・チューンの「SAVE YOUR SELF」では、イングヴェイさながらの早弾きを披露しています。早弾きブームに触発されたか?
ジャケットはともかくとして、全体的には前作よりもマイケルらしさが堪能できるアルバムです。まあ、中には“捨て曲”に近いものもありはしますが・・・

M.S.G
1991
@Eve
AParadise
BWhen I'm Gone
CThis Broken Herat
DWe Believe In Love
ECrazy
FInvincible
FWhat Happens To Me
GLonely Nights
HThis Night Is Gonna Last Forever
INever Ending Nightmare
かなりのブランクのあとにリリースされた作品で、もはやMSGのメンバーはマイケルとロビンだけ。
ロッキー・ニュートンも作曲でクレジットされてはいるものの、ほとんど「蚊帳の外」です。
スタジオ・ミュージシャンのジェフ・ピルソンやジェイムス・コダックといったメンバーでの録音ですけど、MSGメンバーよりも聴き応えがあるのはなぜでしょうね?
アルバム全体としては非常にまとまってて、いい曲ばかりです。特に最後の「NEVER ENDING NIGHT MARE」はすんばらしいの一言。この曲の為だけにこのアルバムを購入しても損はないと言い切れる名曲です。

NIGHTMARE THE ACOUSTIC M.S.G
1992
@Anytime
AWe Believe In Love
BWhat Happens To Me
CBad Boys
DWhen I'm Gone
ENever Ending Nightmare
FMessages To Japanese Fans
やっぱりメンバーが2人になってしまったMSGがたどり着いた演奏形態、アコースティック。
折からのアコースティックムーブメントに丁度重なった時期だけに、どちらかというとこっちのアルバムの方が「PARFECT TIMING」といえるかな?
エレキからアコギに替えても、やはりマイケルのギターは素晴らしいです。
アコギならではの澄んだ音色で、正確無比なあの叙情的メロディーを聴かされた日にゃぁ涙もこぼれるってなモンです。
最後のおまけに収録してあるメッセージは聞く必要はないです。過去のことですし。マイケルの肉声が聞きたい方のみどうぞ。英語ですけど。

“UNPULGED”LIVE
1992
@Anytime
AWe Believe In Love
BWhat Happens To Me
CBad Boys
DGimme Your Love
ENatural Thing
FPerrier
GWhen I'm Gone
HNever Ending Nightmare
IDoctor Doctor
JLights Out
KParadise
LOnly You Can Rock Me
アコースティックの形態でツアーをした時の模様を収録した作品で、アメリカはアナハイムでのギグ。
やっぱりマイケルのアコギは素晴らしいです。アコースティックバージョンのライツアウトとか、原曲が素晴らしいとどんなアレンジでも素晴らしいことを証明したドクタードクターなどは必聴です。
どうでもいいことなんですけど、ロビンのボーカルはライブでもスタジオ・テイクと遜色ないんですね。
ゲイリーは論外としても、グラハムもライブでは声が痩せてしまってますしね。アルカトラズのライブビデオは散々でしたしね。


SOLO他

CONTRABAND
1991
@All The Way From Memphis
AKiss By Kiss
BIntimate Outrage
CBad For Each Other
DLoud Guitars, Fast Cars & Wild, Wild Livin'
EGood Rockin' Tonight
FIf This Is Love
GStand
HTonight Youre Mine
IHand On To Yourself
当時在籍していた“レフトバンク・マネージメント”に所属するバンドから、数人が集まってできたプロジェクトのアルバム。
曲は殆どがカヴァー曲で、特にマイケルが前面にでているってわけでもありません。
とはいえやはりソロなんかはマイケルらしさが出ていたりして、聴いて損はないかな、と。
とはいえ、まだ手に入るのかな?このCD

THANK YOU
1993
@Positive Forward
ACourage And Confidence
BFaith & Trust
CPeace
DEndless Possibility
EHumbleness
FHarmony
GLove And KindNess
HJoy
IAcceptance And Forgiveness
JPatience & Tolerance
KTruth
LOpen And Willing
MEscape From The Box
バンドとしての活動が無い状況で、アコースティックに精力的に取り組んでいた時期に、自身のレーベルから「通販(!)」でリリースされたアコースティックのインストアルバム。
こういうのやられると、海外のファンとしては非常に困るんだよね。購入プロセスが面倒だし、ドルって言われてもピンとこないし。
現在ではメジャー・レーベルからリリースされて、ワールドワイド盤が普通に手に入ります。
アコースティックならではの綺麗な音色と、叙情的なメロディーの相乗効果で物凄く良い作品です。言っちゃ悪いけどクラシックギターなんかと比べたらこっちのほうが数倍素晴らしいです。まあ、テクニックは別として、ね。


1995-Now
UFO

WALK ON WATER
1995
@A Selfmade Man
AVenus
BPushed To The Limit
CStopped by A Bullet(Of Love)
DDarker Days
ERunning Of Empty
FKnock, Knock
GDreaming Of Summer
HDoctor Doctor
ILights Out
ついに奇跡の再結成を果たした、黄金期のUFOでのアルバム。
曲の良し悪しなんかは二の次です。再結成という事実に意義があるアルバムです。
アルバムとしてはどことなく昔のUFOらしさからは離れていますが、それはメンバー全員が成長した証、として割り切りましょう。
ストレートなハード・ロックアルバムという印象で、聴いていて新鮮味は正直ありませんが、それぞれの曲はいい感じです。渋さがにじみでていますな。
リレコーディングのLIghts Outは正直リハーサルテイクと割り切ったほうがベターかな。Doctor Doctorは良いです。
MSG

WRITTEN IN THE SAND
1996
@Brave New World
AEssence
BCry No More
CBack To Life
DWritten In The Sand
ELove Never Dies
FI Will Be There
GTake Me Through The Night
HDown The Drain
II Believe
JIn To The Arena
KCry For The Nations
メンバーを一新して結成したMSGのアルバムで、全体としては非常に落ち着いた印象の作品です。
マイケルの曲って、つくづくボーカルで変わるんだなぁとしみじみさせる作品です。ボーカルのリーフの声はこれまでのボーカルとはややおとなしい感じですが、悪くはないですね。デヴィッド・カヴァーデールがMSGにいたら、きっとこんな感じだったんだろうなぁとも思っちゃいました。
インスト曲のAEssenceはマイケルらしさが爆発した佳曲。マイケルの娘さんの声が聴けたりします。タイトルも娘さんの名前。
MSG

STORY LIVE
1997
DISC-1
@In Search Of The Peace Of Mind
ADoctor Doctor
BLet It Roll
CNatural Thing
DLights Out
EOnly You Can Rock Me
FAnother Piece Of Meat
GInto The Arena
HAre You Ready To Rock
IAssault Attack
JCaptain Nemo
KNo Time For Losers
LSave Your Self
MAll The Way From Memphis
NPushed To The Limit
OWritten In The Sand
DISC-2
@Back To Life
ALove Never Dies
BEssence
CNever Ending Nightmare
DBijou Pleasurette
EPositive Forward
FLost Horizons
GToo Hot To Handle
HAttack Of The Mad Axeman
ILove To Love
JOn And On
KAremed And Ready
LFeels Like A Good Thing
MRock Bottom
デビュー25周年と銘打って行ったツアーを収録したアルバムで、’97年3月東京でのライブ。
さすがにこれだけの曲数は聴き応えがあります。しかも、スコーピオンズのナンバーが聴けるのもグッド。
マイケルのギターワークもどこか活き活きとしていて、ライブテイクとはいえかの「英雄伝説(ベストアルバム)」と遜色ない作品といえるでしょうか。デヴィッドとリーフのダブルヘッドも、これはこれで正解かな、と納得してしまう作品でもあります。
MSG

THE UNFORGIVEN
1999
@Rude Awakening
AThe Mess I've Made
BIn And Out Of Time
CHello Angel
DFat City N.O.
ETower
FPilot Of Your Soul
GForever And More
HTurning Off The Emotion
ILive For Today
JIllusion
KThe Storm
アルバムのタイトルは和訳すると「許されざる者」。
あの中野サンプラザでの事件に関しての彼なりの「言い訳」なのでしょうかね。
アルバム全体はやや落ち着いた印象です。印象的な曲というのも正直ないですが、それはアルバムをとおして均一なサウンドに仕上がっているという事でしょうな。起伏があまりないためにドラマティックさが欠けているといってしまえばそれまでなんですが・・・。
UFO

CONVENANT
2000
@Love Is Forever
AUnraveled
BMiss The Lights
CMidnight Train
DFool's Gold
EIn The Middle Of Madness
FThe Small Of Money
GRise Again
HSerenade
ICowboy Joe
JThe World And His Dog
喧嘩わかれしたポールと、体調不良のアンディが抜けて作成されたアルバムで、マイケル迷走の合間を縫って録音されたそうです。
諸般の事情で、私はこれ以降のアルバムは所持していないんですよ。聴きたいのですけど。
SOLO

ADVENTURES OF THE IMAGINATION
2000
@Achtung Fertig Los
AOpen Gate
BThree Fish Dancing
CMichael Schenker, Junior
DAardvark In A VW Smoking A Cigar
EI Want To Be With You
FOld Man With Sheep On Mars
GAt The End Of The Day
HHand In Hand
いわゆるギター・インストアルバムで、「Thank You」のエレキ盤といったところ。
MSG

BE AWARE OF SCORPIONS
2001
@No Turning Back
AMy Time's Up
BFallen The Love
CBecause I Can
DHow Will You Get Back
EBlinded By Technology
FAge Of Ice
GStandin' On The Road
HSea Of Memory
IOn Your Way
JReflection Of Your Heart
KRoll It Over
LEyes Of A Child
MRide The Lightning
後にしばらく行動を共にするクリス・ローガンと、エリック・マーティンの実弟ジェフ・マーティンを迎えてのアルバム。この頃は迷走ぶりにも拍車がかかっていて、大変な時期だったらしいです。特に周りが・・・
UFO

SHARKS
2002
@Outlaw Man
AQuicksilver Rider
BSerenity
CDeadman Walking
DShadow Dancer
ESomeone's Gonna Have To Pay
FSea Of Faith
GFighting Man
HPerfect View
ICrossing Over
JHawaii
実質的にマイケルをフューチャーしたUFOの最後の作品。この作品を最後に、マイケルとUFOの接点はなくなりました。
つまり、マイケルは二度とUFOではプレイしないことになりました。ああ、もったいない・・・でもしかたないか・・・
MSG

ARACHNOPHOBIAC
2003
@Evermore
AIllusion
BArachnophobiac
CRock And Roll Believer
DSands Of Time
EWeathervane
FOver Now
GOne World
HBreak The Cycle
IAlive
JFatal Strike
例の離婚に端を発したごたごたの中で作成されたアルバムで、ギターどころではなくなったマイケルに代わって大半の曲でジェフ・ワトソン(ナイト・レンジャーのギタリスト)がギターを弾いています。
アルバムジャケットも、なにかこの頃のマイケルを象徴しているようです。壊れてしまっていたのか?
THE PLOT

THE PLOT
2003
@You And Me
ANeed Her Bad
BKicked Out
CMiss You Tonight
DBorn Again
ETake Another Shot
FShake Down
GSenorita
HJust My Luck
IWild Wild Things
JAin't Get You
KMight As Well Go Drinking
ピート・ウェイとのプロジェクト参加アルバム。やはりUFOでの問題はフィル(とマネジメント)が問題だったのでしょうか。
SCHUGAR/SCHENKER

UNDER CONSTRUCTION
2003
@High Cost
AI Need This Feeling
BSurrender
CBack Through The Window
DI Need You
ELove & Danger
FAll I Got
GVictim Of The System
アルバム自体は聴いた事無いです。っていうか、エイミー・シュガー知らないし。
彼女のウェブサイトで聴けますが、あまりお勧めじゃないですな。っていうよりも、マイケル君なにやってんの?
SCHENKER-PATTISON

THE ENDLESS JAM
2004
@Shapes Of Things
AHey Joe
BPearly Queen
CA Whiter Shade Of Pale
DNever In My Life
ELong Misty Days
FGot The Fire
GVoyager
HThe Stealer
ITheme For An Imaginary Western
JBuilt For Comfort
復活したマイケルが、マイク・ヴァーニーの提案ではじめたプロジェクトで、全ての曲がカヴァー曲。
マイケルが他人のトリビュートやカヴァーをすすんでするなんて、MSG時代では考えられない事ですね。
カヴァーのネックって、原曲を知らないと楽しみ半減みたいなところがあるのですが、ことマイケルのプレイに関してはその心配は皆無ですね、たぶん。何を弾いてもマイケルはマイケルだし、ね。
自己を確立している人は違います。凄いです。
SCHENKER-PATTISON

THE ENDLESS JAM CONTINURES
@Rock Steady
AWhile My Guitar Gently Weeps
BToo Rolling Stoned
CLayla
DI'm Losing You
EHunter
FBadge
GI Don't Need No Doctor
HDear Mr. Fantasy
IWang Dang Doodle
JI'd Love To Change The World
前作の延長作品。でも私はまだ聴いていないのです。
個人的にはCLaylaが非常に聴いてみたいですね。
MSG

TALES OF ROCK'N ROLL
2006
COMING SOON!!
マイケル最新作ですぅ!
MSG名義ですぅ!!
カミングスーンですーん!!!
これはもう、買うしかナイ!!!!
なんと歴々のMSGボーカリストが勢ぞろいです。ゲイリーにグラハム、ロビンにリーフ、ケリー、クリス、と、もう夢のようです。
マイケル、いろんな人に助けられているんだなあ、としみじみしちゃいますね。
あ、もうリリースしたかな?(2006/04/20現在)
今までに無い、マイケルらしくないジャケットが新鮮です。ディーンのVで弾きまくっているのでしょうか?
来日も決まった事だし、即購入だ。ついでに未購入のアルバムも買っちまおう。
ライブ、今度は絶対行ってやる!!何があっても!!



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