それではSOA第4幕「今日もわれ 大空にあり」のあとがきです。
なんというかね、非常に“クサイ”映画です。
もちろん、あくまで今現在観るぶんには、ですけれども。
なにやら無理っぽい笑いかたや、芝居がかった台詞回し(芝居だっての)なんかが、強烈に印象に残りますね。
ただ、物語としてはとてもよくできています。
今ではこの手の物語が、ある意味マンネリ化というかワンパターン化しているせいもあって、この映画が伝えるべき
内容が霞んでしまう、という感じがしないでもないですけれども、観れば観るほどこの作品にこめられた「メッセージ」
が伝わってくるという感じがします。
航空機ファンにとっては往年の名機が飛び交う姿を堪能でき、年配の方には昔を懐かしんで懐古にふけれますし、
今の若者には物足りないかも知れませんが、自分の親父、または爺ちゃんが過ごしてきた時代を見ることが
できる、という点で、まさに「温故知新」的な発見があるかもしれません。
もちろん、映画ですのでシナリオも練られていていいですし、本文でも言いましたが「ヒューマンドラマ」としての
面でも出色のできであると私は思いますが、どうでしょう?
この作品に触れて、飛行機のファンが増えてくれるのも大歓迎ですし、役者さんたちのバイオグラフなんかに興味を
持って頂いても、一映画ファンとしても大歓迎です。
作品自体が古い物なので、多少のストレスは感じる事と思います。
しかし、それを差し引いても全体から受けるイマジネーションは新鮮味に溢れている事でしょう。
時代は廻る、とはよく言ったものです(ちょっと違う?)
それでは総評です。
「面白かった」
これに尽きます。
なんか、前回も同じ事言っていたような気もしますが、それは気のせい、という事で。
飛行機ファンならずとも、是非目に触れてほしい作品でもあります。
非常に個人的な意見を言わせてもらえれば、昨今のつまんないTVドラマなんぞ足元にも及ばない作品です。
韓流ドラマのような、ヌルいだけの日本のコピードラマがチープに見えてしまいます。
なんか、こんな事書くといろんな所からアタックかけられそうですけど。
さて、それでは次回予告です。
今まで次回予告どおりになったためしはありませんが一応行っときます。
次回は最近になって再び嵌ったアニメ
「フウムーン」をお送りします。
・・・・たぶん。
・・・・・・・こうご期待!
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