さて、はじまりました。SOAです。
記念すべき第1回目は、アージュが放つ、エロゲ史上最も痛い、最も切ない、最もやりきれない、そして、
最も最高の感動を与えてくれる超“鬱”ゲーム、「君が望む永遠」です。
すでに発売からかなり経っておりますが、じわじわとプレイ人口(フリーク)が増えてきたのか、昨年に
もアニメ化されるなど、未だにその人気度は衰えていませんね。
まあ、すでに様々なホームページで紹介されているんで、何を今更とのむきもありましょうが、この手のジャンル
を毛嫌いし、見向きもしなかった私の考えを180°、いや900°変えさせた、という言う点において、この作品
は最高評価に値しますので。
何しろ頑固な私、嫌だと思ったモンはまずやらない主義ですんで。
ちなみにこのゲームに手を染めたのは、友人の勧めから(けっこう意思薄弱だったりする?)。
この友人の悪魔の手招きが、「君望ワールド」へのパンドラの箱を開けさせたのですが、今ではそれに感謝
すらしています。
まあ、プレイしてみるとわかりますが、あまり積極的にプレイするべきっていうふうにはお勧めできません。
結構「来る」ものがある、ってか、一歩間違えると社会的不適合者へまっしぐら、の危険もありまして、それを私のせいにされてもかないません。
よって、絶対にプレイするべきです・・・あれ?、まあ、いいや。
初回プレス版であるCD−ROM版よりも、このDVD版がベストであると判断したわけなんですが、そ
の理由として「中途半端なまま救われないキャラ」がいた(らしい)とのことで、やはりハッピーエンドは
多いほうがいいじゃん!ってのが最大の理由です。はい。
さて、じつはこの作品、18禁のPC版以外に、DC、PS2といったコンシューマーバージョンがあり
まして、そちらは老若男女問わずにプレイできるわけなんですが、これだけ間口が広げられたという事実が、
この作品の傑作っぷりを如実に示していますな。
もっとも、年端のいかないガキンチョがプレイした所で、そうそう物語や各キャラクターの本質、複線などは理解できないと
思うし、単なる「重たいギャルゲ」で終わってしまう事は用意に想像できます。
なによりコンシューマー版では「エロ」は割愛されているだろうしね。
ちなみにその「エロ」シーンですが、おそらく誰もが想像するであろう「よくあるエロゲ」のそれとは一
線を画していると断言します。はい。
この作品においてのそれは私たちの日常同様の「物語上必然のエッセンス」であり、殊更強調されるもので
はないと思うからです。それも含めてやはりある程度人生を歩んだ方でしか、楽しめないのでは、と。当然
流す涙の数も然り、ですが。
鳴海 孝之 | 主人公です。とりたてて特徴があるわけで無し、いたって普通な高校生。 |
速瀬 水月 | 孝之のクラスメート。孝之たちとは3年になってからの付き合い。水泳部のエースで、将来は実業団入り確実とか。 |
涼宮 遙 | 水月とは旧知の仲で、けっこう人気があるらしい。密かに孝之に想いを寄せていて、水月がその後押しをするのだが・・・。 |
平 慎二 | 孝之の友人。これでもかと言うくらいの、「いい奴」。実は水月に・・・。 |
涼宮 茜 | 遙の妹。水月に憧れている。その為か、水泳の実力と行動パターンは水月に似ているとか。 |